こんにちは。Dr.momです。
子育てをしながら医師として働いています。
2024年の医師の働き方改革で時間外の上限規制が適用されてもうすぐ1年がたちますね。
多くの病院で、最近導入されているのが位置情報で勤怠管理をできるアプリです。
医師の働き方を良くしようとしてくれている方々がいることには本当に感謝ですね。
ただ、実際はどうなんでしょう?
まだまだ働き方はなかなか変わらないでしょうね。
医師の働き方改革
働き方改革自体は2019年から導入されましたが、急に導入すると医療現場が混乱するので医師に適用はされてませんでした。
2024年から医師の残業時間に上限を設ける制度が始まりました。
厚生労働省の調査によると、医師の40%が月80時間以上の残業を。1割が160時間以上の残業をしていたようですね。
まあ、そのくらいはいるでしょうね。
どこまでを自己研鑽に含めるかにもよるでしょうが。
DrJOYでの勤怠管理
上限ができてしまったことで、上限の中で働かないといけないので、なかなか大変なことになっています。
そこで最近よく導入されているのが位置情報による勤怠管理ですね。
位置情報を把握することで病院に入った時間、帰った時間などを把握できます。
病院内のエリアを把握して勤怠管理をしてくれます。
医局にいる時は自己研鑽。
病棟、手術室にいるときは労働中。
移動中は時々エラーになることも。
って感じですね。
位置情報の勤怠管理で働き方は変わる?
ぶっちゃけていうと変わらないなあというのが私の感想です。
結局上限を超えてしまったら
必殺!!自己研鑽!!
ですしね。
しかも医局にいる時間は自己研鑽です。
(病院の設定によるんですかね?)
上限ができてしまったことで逆にサービス残業が増えた方もいるでしょうね。
私も子どもを産む前はバリバリ残業していましたので、時間外の計算を間違えて多くなってしまっていた時は呼び出されたことがあります。
その時は自己研鑽にしなきゃだったなあと思いました。
勤怠管理をお手軽にしてくれたのは非常にありがたいですが、勤怠管理だけではなかなか変わっていかないでしょうね。
なぜ時間外が多いのか
医師の時間外が多い理由はたくさんあるとは思います。
人手が足りていない
私が思う1番の理由は人手不足です。
マンパワーってやっぱりすごく大事です。
仕事をたくさんの人と分けられる環境にあると必然的に量が減りますからね。
ただ人材の確保は非常に難しい問題です。
人が足りず忙しい医局には、さらに人が入らず忙しくなるという悪循環に陥っている場合もありますよね。
病院経営も難しく、人を増やしたくてもなかなか赤字で増やせない病院も多いのではないかと思います。
赤字脱却のためにさらに症例を増やせー!と上から言われて仕事が増えてブラック化していきますよね。
でも時間外は増やすなと。笑
なかなか難しい問題です。。
働くのが美徳?無理してでも働くのが普通になってしまってる?
あとは医師の経験として若い頃は働こう、働くのが美徳みたいな風潮がありますね。
確かに経験しないと技術はついていかないので、若い頃はすごく忙しくしている事が多いです。
若手は上の先生が残ってたら帰りづらいみたいな職場もまだまだ多い気がしますね。
あと若い頃は頑張れちゃうんでね。
そして、それは上級医になっても、その技術を持っているのがその人だけ。とかになると多くの仕事がその方に重くのしかかっています。
働くのが当たり前のような空気があるとなかなか休めませんよね。
もう体力的にきつくなってきても働かざるをえない状況になっている先生方もたくさんいます。
私の両親がそうでした。私の両親は
- フルタイムでバリバリ働く
- 歳とってきてもオンコールで呼ばれる
- 役職が上(管理職)になると時間外がつかない
- 体力は落ちていく
と非常にきつそうでした。
ある事をきっかけに今は非常勤勤務になりましたが。
これからの時代は無茶するのではなく、働き方を考えていかなきゃいけないのではないかと感じています。
自己研鑽が必要
医師として医療を提供していくにはやはり勉強していかなければなりません。
ただ、時間外の労働と自己研鑽の時間が非常に曖昧になっています。
労働か研鑽かは主に業務上必須であるか。明示、暗示の指示によって実施するかなどで判断されます。
結局、病院に残っていても自己研鑽が多くなってきますよね。
まとめ
医師の働き方を考えて、Dr.JOYという勤怠管理のサービスが導入されているところも多くあります。
ただ、医師の働き方を変えていくのはまだまだ難しそうです。
働き方が変わるためにはもっと大きな問題があるように感じます。
医師全体の働き方が変わるのはまだまだ先でしょうが、自分の働き方は自分でしか変えれないので、自分と相談して無茶のないように頑張っていかないとですね。
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